埼玉の足場なら中村工業

足場の歴史を世界と日本で解説します

足場の歴史

埼玉の足場業者の中村工業です。
建設現場や工事などで見かける「足場」は、作業員の安全を守る重要な役割を担っています。
実はこの足場の技術は、紀元前から存在しており、私達の生活の発展に大きな影響を
与えたとも考えられています。
日本の建築を支えた影の功労者かもしれません。
今回は、意外と知らない、足場の歴史についてご紹介していきたいと思います。

世界でみる、足場の歴史

足場について歴史を調べると、定かかどうかはわかりませんが、
最古の記述として古代エジプトのピラミッドを建設するときにすでに作られていたと考えられています。
また、中国の万里の長城でも足場を作って作業を行っていたといわれています。
世界的に価値の高い史跡に足場がすでにあったとは驚きですね!

ピラミッドは紀元前2500年頃から建設されたものになり、より巨大なものが権力の証として、
石積みの技術が発展してきました。ピラミッドの側面に石を設置するためには、
人間が行き来するための足場が必要になります。
そのため、今の建設現場よりも簡易的なものではあるものの、足場を作り作業を行っていたと考えられています。

同じ足場とはいうものの、時代によっても材料に大きな違いがあります。
例えば、泥や砂・小石・レンガなどを積み上げて作られたものもありますし、
竹を使った軽量化の足場を作り建設を行っていた記述も残っています。
現在でも竹を足場にする技術は東南アジアで見られるものになり、高層階で足場を組むときに使われています。

日本の足場の歴史

日本の足場

日本の記述で最も古いのは、奈良時代や平安時代に残されているものになります。
足場の柱を立てて使うための足場穴が見つかっており、
いくつかのパターンに分けて足場を作っていたと考えられています。

鎌倉時代や江戸時代に入ると、絵巻などに足場の様子が描かれているものもあり、
お城の建築などで足場を使っていたこともわかっています。
もともと日本では木材が豊富に手に入る環境だったこともあり、
多くの足場は木材を加工して作られました。

木材は軽く加工がしやすいこと、比較的丈夫で壊れにくい特徴があります。
構造物としても強靭な木材なので、自然界に存在するもののなかでも
最も足場に適しているものでした。

では現在の銅製の足場はいつ頃から誕生したと思いますか?
それは明治時代入り徐々に木製から銅製などの新しい技術を取り入れ始めたことにあります。
欧米では銅製の足場が登場したことによって木材からどんどん変化していきました。
欧米では、丸太の大きさが一律ではなかったことで、使いにくいと考えていたのです。

ただ当時の日本では銅製の足場に慣れていないこと、
滑りやすく使いにくいと考えていた人も多く、銅製が入ってきても
木製の足場を使うのが大半だったと言われています。
昭和の後期に入り、足場の材料の研究が進んだことで、銅製の足場をより使うようになりました。

現在は銅製だけに限らず、最新型の足場がどんどん生まれ
建設工事に重要な役割を担っています。
例えば東京にあるスカイツリーの工事では当時最先端ともいわれる
外周特殊足場を設置して作業が行われました。
634mもの高さがある危険な場所で行われていることもあり、
足場の安全性は命に直結するといっても過言ではありません。
足場は日本でも時代とともに変化しながら、私達の生活を支えているのです。

まとめ

足場の歴史を見ると世界や日本の建築物がどのように作られ、
発展していったのかがわかると思います。
今でも歴史的に価値の高い建物の多くが丸太を足場にして作られており、
その技術力の高さには驚かされますね。
足場は今後もどんどん進化し、より安全にまた効率的に作業できるように
変わっていくのではないでしょうか。
埼玉の足場業者の中村工業でした。

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