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足場のコマ(こぶ・ポケット)とは?役割と扱い方

足場のコマ

足場には「コマ(こぶ・ポケット)」と呼ばれるものがあります。
聞きなじみのないものだと、どの部分かイメージしにくいかもしれません。
コマとは銅管になるのですが、緊結部が一定間隔ごとについているものになります。
コマは小さなものですし、どんな役割を持っているのかもわかりにくいのでイメージしにくいかもしれません。
足場のコマとはどういうものなのか、詳しく紹介していきます。

足場のコマ

足場のコマ(こぶ・ポケット)とは

足場のコマ(こぶ・ポケット)は、緊結部のことをいいます。
足場で支柱と呼ばれるものがあり、このコマが一定間隔ごとについている銅管です。

コマ(こぶ・ポケット)の使い方としてラケットなどについている爪の部分をはめ込んでハンマーで打ち込んでいきます。
すると、爪とコマ(こぶ・ポケット)の部分がかみ合うようになるので、しっかりと固定できるのが特徴です。

ちなみに支柱の使い方は以下の手順にて行います。

  1. まず下部分をジャッキにて挿しこみます
  2. 支柱と支柱のコマの部分に手摺や筋交等を差し込んでいきます

このときの注意点として、くさびを挿すコマは、両方の支柱もしくは上・下ゴマにて統一して使います。
ちなみにジャッキに挿す1本目の支柱に使うのは根がらみです。
足場の揺れを防ぐためにも、安定感のある強い足場を作る努力をしていかなくてはいけません。
そのためにもコマ(こぶ・ポケット)についても使いこなせるようにしておきましょう。

コマ(こぶ・ポケット)は扱い方が難しい

コマ(こぶ・ポケット)は見た目にもとてもシンプルなものになるのですが、扱い方は簡単とはいえません。
支柱の高さを把握するのはもちろん、どの位置にするのかを予測することが求められます。
さらにジャッキの高さを調整しないと、雨どいにぶつかってしまうので精度が低いものになってしまいます。

足場を組み立てるのがうまくできなくなってしまうなど、熟練した技があって初めて成立するものになります。
下部を使うときは、左右の高さを水平に保ち調整する必要があります。
そのため、ジャッキに挿して使うか、高さを出す必要があります。

ちなみに手摺は、コマの部分に緊結するためのくさびがついているものです。
コマと水平材もしくは斜材の緊結部をくさびによって結んでいきます。
この繰り返しによってくさび緊結式足場が組みあがっていきます。

そもそも支柱はすべてが同じ長さのものではなく種類があります。
支柱を組み合わせることで、高さが異なる建物にも対応できるような仕組みになっています。

コマ(こぶ・ポケット)はメーカーによっても変わる

足場のポケット

支柱のコマには大きさによる種類があります。使用するくさび緊結式足場にもタイプがあります。
そのため、足場それぞれのタイプによっても選び方に違いがあります。
この点を知らずに発注してしまい困った経験もあるのではないでしょうか。
違ったコマ(こぶ・ポケット)を注文してしまうと無駄になってしまうことも…。
足場の安定性を維持するためにも正しいコマ(こぶ・ポケット)を注文できるように、型番も含め共有しておきましょう。

なかには小さな部材であるコマ一つで変わるのか?と思うかもしれません。
でも、タイプの違った材料で無理に足場を作ってしまうと、傾いた足場になってしまいます。

高さが一定ではないので、高所での作業にも影響してしまいます。
特にコマにくさびを入れるときに無理に入れてしまうと、破損の原因となります。
破損したまま使えば、それが足場のバランスを崩すなどのリスクもあるので、十分に注意しなくてはいけません。

さらに、同じ足場に使うコマでもメーカーごとに特徴が変わってきます。
その違いを比較してみると、より奥深く知ることもでき面白さに気付けると思います。
支柱の方向を間違えて足場を組めば、作り直しになってしまうこともあります。
それだけ部品一つの役割が大きいのがコマの存在でもあるのです。

ひとこぶとは?

ちなみに足場のこぶにはひとこぶと呼ばれるものがあります。
定番の長さ450mmの市中の別名になります。
こぶの部分が一個になっているためひとこぶという名称で呼ばれているものです。
現場にいるときに、ひとこぶ足したいと考えることもあると思います。
こうしたときにひとこぶと伝えることで、どの程度必要なのかを伝えることもできます。

まとめ

コマ(こぶ・ポケット)について説明しましたが、支柱の連結部にあるので目立つものではないと思います。
それでも正しいコマ(こぶ・ポケット)を選ばないと、足場としての安全性にも影響してしまいます。
立体的に組み立てるためにもコマ(こぶ・ポケット)の使い方を把握しておきましょう。
また似ているように見えるものでも、メーカーによってのコマ(こぶ・ポケット)の違いもあります。
新しく注文するときに間違えないように注意しましょう。
相場は専門用語が多いので把握しておくようにしましょうね。

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