目次
現場で作業をしているときに、足場を組むまでではないもののちょっとした高さを補うときに使うのが「足場台」です。
折り畳み式のものも多く、気軽に使いやすいのが特徴です。ただ、足場台にも種類があり使う用途によっても変わってきます。
足場台とはどんなものなのか、また種類について詳しく解説していきたいと思います。
足場台とは
高さが不足しているときに、人が上にのって作業をするための台です。
脚の部分が高さを調整できること、天板の長さも変えられるので、使う範囲によっても大きさを調整できます。
また平行に保てる場所に限らず、段差のある不安定な場所にも対応しているのが特徴です。
そのまま持ち運ぶこともありますが、基本的には折りたたみのできるものなので収納場所にも困りません。
移動時に車やトラックの隙間に入れておけるので、必要なときに取り出して使うようになります。
使い勝手がよく移動時にも活躍してくれるアイテムです。
ちなみに足場台を設置するときは、安全性に考慮するためにいくつか注意点があります。
- 雨や水の影響のない場所(雨上がり注意)設置する
- 足場台周辺にがたつきの原因となるものがないか確認する
- 安定した硬さがある場所に設置する
- 滑りにくい場所で安定感のある場所
- 全部広げたあとのロックを忘れずに行う
また、足場台は安定するようにできていますが、勢いよく動くとがたついてしまうこともあります。
作業中は軽く足を開きバランスをとること。足場台の上で作業が終わったあとは、ゆっくりと昇り降りすることで、ケガのリスクを少なくできますよ。
足場台の有名なメーカーはどこ?
足場台の種類を見ていく前に、まずはどんなメーカーがあるのか紹介します。
いずれも建築資材を展開しているメーカーとして有名な場所です。
- アルインコ
- ピカコーポレーション
- 長谷川工業
- ナカオ
などが有名です。ちなみに長谷川工業は、1956年創業になり足場関連のパイオニアとしても人気があります。
展開している種類が多いこと、どれも高品質なものばかりになるので、足場に迷ったときは選んでおいて損はありません。
アルインコも仮設や建築機材に特化していますし、ピカコーポレーションは国際特許である“アルフロジョイント”として15mに
もなるはしごの製造技術をもっているのも特徴です。
ナカオは日本ではじめてアルミ製のはしごを作った会社。メーカーによる好みもありますし、特徴や機能面も変わってきます。
足場台の種類とは
一言で足場台といっても種類がたくさんあります。
足場台にはどんな特徴があるのか、種類について詳しく解説していきたいと思います。
ちなみに足場台のスタンダードは、アルミ合金製の折り畳み式のものです。
安全機能付きの足場台
アルインコの足場台のなかでもPXGVは、軽量でコンパクト、折りたたみができることもあり女性でも使いやすい足場台として知られています。
さらに転倒を未然に防ぐための安全機能「足裏感知板」を採用していることもあり、転倒のリスクを大幅に減らすことができます。
足場台を使い慣れていない人でも安心して使用できます。
収縮性の操作ができる
足場台のなかでも高さなど収縮性の操作ができるものとできないものがあります。
例えば、立ったままでその調整ができる足場台もありますし、自動ロック式の留め金具がついているものなら、ロックを忘れてけがをするリスクも減らせます。
オプションによって足場の種類を調整できるものも。使う頻度が多い人には収縮性があると役に立ちます。
足場台のスペースがワイド
足場台のなかでも、実際に立つためのスペースがワイドになっていて十分なスペースがとれるものもあります。
従来の足場台になると、コンパクトな分どうしても狭い範囲で立って作業をしなくてはいけません。
台の上に塗料をおきたいなど、作業効率を考えてワイドで安定感のある足場台も出ています。
階段など段差向きの足場台
足場台のなかでもとにかくタフさに優れていて階段でも安定した作業を実現してくれるものもあります。
滑り止めの天板がついていることはもちろん、脚を調整できるので、段差があっても問題なく使えます。
安定した場所以外での作業が多い人や、持ち運びに便利な足場台を探している人にはおすすめです。
手すり付き足場台
足場台のなかでも天板部分に手すりがついているものもあります。
そのため、安定感のない場所でも、手すりにつかまったまま作業ができるので安心です。
特に高所での作業が必要な現場でも活躍してくれるのが特徴です。安全性を高めたい人にもおすすめです。
まとめ
足場台は、そのままでは届かない高所での作業を簡単にしてくれる便利アイテムです。
折り畳み式など場所を取らずにおけること、機能面でも優れているため使える点がたくさんあります。
現場に合わせて使うものを選ぶため、複数の足場台を持っていると安心です。
安全性に考慮したものも多く、使い慣れていない人にも安全に使えます。