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埼玉の足場の中村工業です。
建築工事の足場を作るうえで、正しい組み方を意識することはとても大切です。
どんな工事も仮設である足場がしっかりとできていないと、
大きなトラブルが起こる可能性もあります。
そもそも足場の組み方とはどうしたらいいのか?また具体的な方法についても、
わかり易く解説していきたいと思います。
足場の組み立ての前準備
足場が必要になったとき、いきなり組み立てができるわけではありません。
最も重要なのが安全性になり、そのうえでどの形にするべきなのか、
資材が必要なのかを考えていきます。
ここがしっかりとできていないと、途中で資材が足りなくなってしまい、
期限内で完成しなくなってしまうこともあります。
その反対で、資材が多すぎても現場までの輸送費が大きくなってしまいます。
無駄な人件費もかかってしまうので、余計なコストがかかり、
作業効率のいい足場の組み方とはいえません。
また、足場の組み方を考えるうえで「架け面積」についても考えていかなくてはいけません。
組み立てる足場の面積を事前に決めることも重要な準備になります。
足場の組み方とは
足場の組み方といっても、足場にもいろいろな種類があるので一概に言えることではありません。あくまでも足場の組み方の基本として覚えておくようにしてくださいね。最もシンプルな方法について、説明していきたいと思います。
- まずは、アンダーベースを取り付けるために固定のジャッキとともに固定の場所に設置していきます。距離感を把握しづらいのもあり、仮置しておくのを忘れないようにしてくださいね。
- 次に、根がらみの支柱を固定ジャッキに挿入して、水平器を使って手摺が水平かどうかを確認するようにしていきます。ここがずれていると、重心のバランスが取れなくなり、なかには足場が崩れてしまうリスクもあります。
- 水平の状態を確認したあとに、根がらみ支柱に8コマを挿入していき、ロックピンがホゾ穴から出てくる状態になります。先行手摺を取り付けたあとに、斜材を1本ずつ取り付けていきます。
- 踏板の取り付けでは手で持ち上げながら、片方ずつ取り付けていきます。先に階段の下フックを先につけてから上のフックをつけていきます。
- その後、同じ手順で2層目・3層目を組み立てていきます。
- 実際に建築工事が終われば、最後に足場の解体作業も待っています。解体のときはまずは3層目から解体を行います。これは組み立て時と逆の流れになります。安全帯を取り付けた状態で、手摺が終わったあとに先行手摺や階段、踏板、支柱などの流れに沿って解体していきます。
足場の解体作業チェックリストを使うのがおすすめ
作業員の安全性を高めるためにおすすめしたいのが、
東京労働局が公表している足場の解体作業チェックリストになります。
例えば組み方の前の段階である、資材が足りない問題や、
使い方の方法などを事前に把握しておくこともできます。
設置から解体までの安全性を高めるために必要な解体作業のチェックリストになります。
足場の組み方の基本はもちろん、作業を行う職人の一人一人の意識を高めることにも繋がります。
もし、管理面で不安があったり抜けている部分があれば、上手にいかすのをおすすめします。
まとめ
足場の組み方は、それぞれに違いがありますし簡単なものではありません。
まずは経験を積み重ねながら、どんな準備をしたらいいのか、
事前に面積を出す作業にしても効率よくできるようになりたいものですね。
もちろん、安全第一の仕事になりますので、足場を組み立てるうえでの事前準備はかかせません。
ちょっとした気遣いや思いやりが仕事にもいきてきますし、
できる範囲が広がるとよりやりがいを実感できるはずですよ。
埼玉の足場の中村工業でした。